本記事では「チェンソーマン」のパクリ説・オマージュを考察していきます。
その他には、「チェンソーマンと似ている作品・キャラクター」の情報などもまとめていきます。
チェンソーマンは2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている漫画で、累計発行部数は1200万部を突破しています。
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本記事のパクリ・オマージュに対する考え
チェンソーマンは読者が多い人気漫画のため、インターネット上ではパクリ説・オマージュの噂が浮上しているようです。
このパクリ説・オマージュは読者の推測に過ぎないので、本記事では他作品との比較という形でパクリ説・オマージュをまとめていきます。
個人的には、「パクられた作品に損害が出る」「パクられた作品の名誉を傷つける」という場合でない限り、「パクリ・オマージュは当事者同士の問題」と考えています。
また、チェンソーマンで描かれている「悪魔」は個人の思想から生み出された存在のため、突き詰めると悪魔という設定もパクリになります。
そのため、パクリ・オマージュに明確な禁止ラインはないのかもしれません。
チェンソーマンは他の漫画と似ている?
チェンソーマンとドロヘドロは似ている?
チェンソーマンは「ドロヘドロ」と似ていると言われているようです。
ドロヘドロは2000年から2018年まで「小学館系の雑誌」で連載されていた漫画で、2020年の1月から3月までアニメが放送されていました。
チェンソーマンのアニメ化が決定した時に、原作者・藤本タツキは「ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!?」とコメントしているため、ドロヘドロを意識している部分があるのかもしれません。
また、ドロヘドロはダークファンタジーのジャンルでは有名な作品のため、似た作風の藤本タツキが影響を受けた可能性があります。
チェンソーマンと呪術廻戦は似ている?
チェンソーマンは「呪術廻戦」と似ていると言われているようです。
呪術廻戦は2018年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている漫画で、2020年からアニメシリーズの放送がスタートしています。
前述したように、藤本タツキはチェンソーマンがアニメ化した時のコメントで「呪術廻戦」の名前を出しているため、呪術廻戦とチェンソーマンの雰囲気が似ていると思っているのかもしれません。
また、連載開始時期が近いため、チェンソーマンと呪術廻戦は週刊少年ジャンプでライバル関係になっています。
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チェンソーマンのパクリ説・オマージュ一覧:ドロヘドロ
パクリ説・オマージュ①デンジと心の容姿
チェンソーマンのデンジは「ドロヘドロの心のパクリ」という説が浮上しているようです。
デンジと心は「白シャツに黒いネクタイ」という共通点があるため、それがパクリ説が浮上した理由ですが、「デンジは細身」「心は筋肉質」という違いがあります。
また、頭がおかしいデンジと違い、「心は命を大切にするキャラクター」のため、2人の性格もまったく違うようです。
パクリ説・オマージュ②サメの共通点
チェンソーマンの「サメの魔人/ビームはドロヘドロの恵比寿のパクリ」という説が浮上しているようです。
ドロヘドロの作中では恵比寿が「サメの着ぐるみ」を着ているため、恵比寿がビームのモデルと言われていますが、両者は性別・性格が違います。
また、藤本タツキは漫画「ルックバック」にサメのキャラクターを登場させているため、ただのサメ好きの可能性もあります。
そのため、ビームは恵比寿のパクリではないという声も挙がっているようです。
パクリ説・オマージュ③扉とドアの共通点
チェンソーマンでは「扉」が描かれていますが、この扉が「ドロヘドロのドアのパクリ」という説が浮上しているようです。
ドロヘドロのドアは「魔法使いの世界と町を繋ぐもの」で、チェンソーマンの扉は「デンジの心の中に存在しているもの」です。
そのため、両作品の扉とドアは役割がまったく違う事が分かります。
また、藤本タツキは漫画「ルックバック」でも「扉」を描いているため、心理を表現する時に扉を描く特徴があるのかもしれません。
パクリ説・オマージュ④悪魔と悪魔
チェンソーマンには「悪魔」が登場しているため、この悪魔が「ドロヘドロの悪魔のパクリ」という説が浮上しているようです。
ですが、「悪魔」を題材にしている作品は世の中に溢れているため、明確なパクリではない事が分かります。
また、ドロヘドロの悪魔は「悪魔試験に合格した者」のため、両作品の悪魔はキャラクター性が違うようです。
パクリ説・オマージュ⑤人間の命の軽さ
チェンソーマンは「キャラクターがすぐに死亡する作品」のため、「命の軽さ」がドロヘドロと似ていると言われています。
また、チェンソーマンは「週刊少年ジャンプ」の作品とは思えない描写も多いため、ドロヘドロとは「グロい作品」という共通点があるようです。
とはいえ、「キャラクターの死亡」は漫画の演出の1つのため、明確なパクリではない事が分かります。
パクリ説・オマージュ⑥男女のバディ
チェンソーマンでは「デンジとパワー」というバディが描かれており、ドロヘドロでは「カイマンとニカイドウ」というバディが描かれています。
そのため、主人公とヒロインの設定が似ていると言われていますが、「男女のバディ」は漫画でよくある設定です。
また、頭がおかしいデンジと素直なカイマンは性格がまったく違うため、明確なパクリではない事が分かります。
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チェンソーマンのパクリ説・オマージュ一覧:呪術廻戦
パクリ説・オマージュ①デンジと虎杖悠仁
チェンソーマンのデンジと呪術廻戦の虎杖悠仁は設定が似ていると言われています。
デンジは親と死別しており、虎杖悠仁も登場時点で両親を失っています。
そのため、2人の設定が似ていると言われていますが、「孤独な主人公」は漫画でよくある設定です。
また、「ポチタと両面宿儺が自分の中にいる」という設定が似ていますが、連載時期が近い作品が主人公の設定をパクる可能性は低い事が予想できます。
パクリ説・オマージュ②早川アキと伏黒恵
チェンソーマンの早川アキと呪術廻戦の伏黒恵は性格が似ていると言われています。
早川アキと伏黒恵はしっかり者でクールな性格をしているため、作中では主人公を支える役割を担っています。
そのため、2人の設定が似ていると言われていますが、「全員が頭のおかしいキャラクター」だったら物語が滅茶苦茶になるため、しっかり者のメインキャラクターは漫画でよくある設定です。
パクリ説・オマージュ③パワーと釘崎野薔薇
チェンソーマンのパワーと呪術廻戦の釘崎野薔薇は傍若無人な部分があるため、2人の性格が似ていると言われています。
また、2人は物語途中に復活を匂わせながら退場しているため、そのような部分も似ているようです。
ですが、常に強気な釘崎野薔薇と違って「パワーは悪魔を怖がる弱さ」を見せているため、根本の性格は違う事が分かります。
パクリ説・オマージュ④スプラッター要素
チェンソーマンと呪術廻戦は「スプラッター要素が似ている」と言われていますが、グロさはチェンソーマンの方が圧倒的に強いです。
両作品は同じ時期に人気になった「ダークファンタジー」のため、読者が既視感を抱くのは仕方がないのかもしれません。
また、「呪術廻戦は大衆にヒットした作品」ですが、作風が独特なチェンソーマンはコアなファンの方が多いようです。
パクリ説・オマージュ⑤ダークなイメージ
チェンソーマンと呪術廻戦は「ダークなイメージ」がある作品のため、作風・雰囲気が似ていると言われています。
また、大ヒットした「鬼滅の刃」もダークなイメージがあるため、そのような作風が近年の流行りになっているのかもしれません。
一昔前には「ドラゴンボール」「ワンピース」「NARUTO」という「強い正義感を持つ主人公の物語」が漫画の王道でしたが、圧倒的な面白さがない限りヒットする可能性は低いため、少し変わった作風・設定の漫画が増えているのかもしれません。
パクリ説・オマージュ⑥悪魔と呪霊
チェンソーマンには「悪魔」が登場しているため、この悪魔が「呪術廻戦の呪霊」と似ていると言われているようです。
ですが、チェンソーマンの「悪魔」は敵だけでなく味方にもなっており、呪術廻戦の「呪霊」は基本的に人間の敵です。
また、「悪魔」「霊」は王道のキャラクター設定のため、明確なパクリではない事が分かります。
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チェンソーマンのパクリ説・オマージュ一覧:その他の作品
パクリ説・オマージュ①ABARA
物語終盤にはデンジが「真チェンソーマン」になっていますが、この時の姿が「ABARAのキャラクター」に似ていると言われています。
ABARAは2005年から2006年まで連載されていた漫画で、主人公・駆動電次が「黒ガウナ」に変身して戦うというストーリーが描かれています。
真チェンソーマンと黒ガウナの分厚い体・丸まった背中が似ているため、藤本タツキがキャラクターデザインを参考にした可能性があります。
パクリ説・オマージュ②ヘルボーイ
チェンソーマンには「サムライソード」というキャラクターが登場していますが、このキャラクターが「ヘルボーイのカール・ルプレクト・クロエネン」と似ていると言われています。
ヘルボーイはアメリカン・コミックスが原作で、2004年に映画が制作されています。
クロエネンはナチスの殺し屋で、防毒マスクとトンファー型の剣が特徴的なキャラクターです。
サムライソードも両手に剣を着けているため、ヘルボーイのクロエネンを参考にした可能性があります。
パクリ説・オマージュ③シャークネード
チェンソーマンではデンジがビームに乗って戦うシーンが描かれていますが、このシーンが映画「シャークネード」に似ているようです。
シャークネードは2013年に公開された映画で、「台風に巻き上げられたサメが人々を襲う」というストーリーが描かれています。
デンジは「台風の悪魔」と戦っているため、映画好きな藤本タツキはシャークネードを参考にしたのかもしれません。
ちなみに、49話のサブタイトルは「サメハリケーン」でした。
パクリ説・オマージュ④武器人間
チェンソーマンでは「マキマが操る悪魔」とデンジの戦いが描かれていますが、この時の悪魔が映画「武器人間」に似ていると言われています。
武器人間は2013年に公開された映画で、「ナチスのマッドサイエンティストが不死身の武器人間を作る」というストーリーが描かれています。
チェンソーマンの87話のサブタイトルは「チェンソーマンvs恐怖の武器人間」だったため、映画の武器人間を参考にした可能性があります。
パクリ説・オマージュ⑤哭声/コクソン
チェンソーマンの27話では「マキマが神社で能力を使用するシーン」が描かれていますが、このシーンが映画「哭声/コクソン」に似ているようです。
哭声/コクソンは2016年に公開された映画で、「村人が家族を惨殺する」というストーリーが描かれています。
作中で儀式を行っているシーンが描かれているため、このシーンを参考にしたと予想されています。
パクリ説・オマージュ⑥コンスタンティン
チェンソーマンのキャラクターは映画「コンスタンティン」に似ていると言われています。
コンスタンティンは2005年に公開された映画で、「余命僅かのジョン・コンスタンティンが悪魔祓いを行う」というストーリーが描かれています。
主人公を演じたキアヌ・リーブスが「白シャツに黒ネクタイ」という服装のため、チェンソーマンのキャラクターの参考にしているかもしれません。
パクリ説・オマージュ⑦ギョ
チェンソーマンでは「足の付いた不気味な魚」が描かれていますが、この魚が伊藤潤二の「ギョ」に似ていると言われています。
ギョは2001年から2002年まで連載されていた漫画で、「歩行する魚が人間を襲う」というストーリーが描かれています。
伊藤潤二はホラー好きの間ではとても有名な漫画家のため、チェンソーマンの藤本タツキも影響を受けている可能性があります。
パクリ説・オマージュ⑧斬り介とジョニー四百九十九人斬り
チェンソーマンでは「クァンシが一瞬で頭を切断するシーン」が描かれていますが、このシーンが「斬り介とジョニー四百九十九人斬り」に似ているようです。
斬り介とジョニー四百九十九人斬りは2010年の漫画で、「主人公・ジョニーが悪党に攫われた村娘を救出する」というストーリーが描かれています。
原作者・榎本俊二は「下品と残酷」を信条にしている漫画家のため、似た作風の藤本タツキが影響を受けている可能性があります。
パクリ説・オマージュ⑨ザ・レイド
チェンソーマンでは「クァンシと吉田ヒロフミの格闘シーン」が描かれていますが、このシーンが映画「ザ・レイド」に似ていると言われています。
ザ・レイドは2011年に公開された映画で、「SWAT部隊と麻薬王を守るギャングの戦い」が描かれています。
接近した状態から始まる格闘シーンが酷似しているため、映画好きな藤本タツキが格闘シーンを参考にした可能性があります。
パクリ説・オマージュ⑩悪魔のいけにえ
チェンソーマンのデンジは「チェンソーの悪魔」に変身して戦っているため、映画「悪魔のいけにえ」を参考にしている可能性があります。
悪魔のいけにえは1974年に公開された映画で、殺人鬼・レザーフェイスがチェンソーやハンマーを使って人間を惨殺しています。
ホラー・スプラッター映画として有名な作品のため、映画好きな藤本タツキが参考にした可能性があります。
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チェンソーマン・ドロヘドロ・呪術廻戦のアニメはMAPPAが制作
チェンソーマン・ドロヘドロ・呪術廻戦のアニメは「MAPPA」が制作を担当しています。
MAPPAは2011年に設立された制作会社で、「うしおととら」「ゾンビランドサガ」「坂道のアポロン」などの作品も手掛けています。
ダークなイメージの作品を得意にしている制作会社のため、チェンソーマンのアニメにも注目が集まっているようです。
チェンソーマンの藤本タツキは独特な感性の持ち主!
チェンソーマンの原作者・藤本タツキは漫画・アニメ・映画好きで知られているため、様々な作品が藤本タツキという人間を構成しているのかもしれません。
また、藤本タツキは独特な感性を持つ漫画家のため、それが奇才・天才と呼ばれている理由のようです。
そんな藤本タツキの「チェンソーマン」を見た事がない方も、本記事を参考にして楽しんで下さい!